7月26、27、28日にStartUp Weekend（スタートアップウィークエンド、以下SW）というイベントの名古屋開催のものに参加してきました！
Startup Weekend（スタートアップ・ウィークエンド）は、全世界で7,000回以上開かれ、41万人以上が参加しているスタートアップ実践イベントで、金曜日の夜から日曜日までの54時間で仲間づくりをしながらアイデアのプロトタイプを作りあげる起業のコミュニティです。スタートアップウィークエンドは国際的なNPO組織の名前でもあります。
あと、そもそもスタートアップとは何かというと…
スタートアップとは、短期間で、イノベーションや新たなビジネスモデルの構築、新たな市場の開拓を目指す動き、または概念です。法人（会社）そのものを指すものではなく、「起業」や「新規事業の立ち上げ」という解釈が一般的です。
要するに、世の中の不満や不備を見つけてビジネスを立ち上げようぜ！というイベントです。和歌山の「ひきこもりハッカソン」（ブログこちら）に参加して以来、SWにも参加したいと思っていたのですが、なかなか近場では開催されていませんでした。SWのことも忘れかけていたころ、ハッカソンで知り合った方からSWの名古屋情報が舞い込んできたのです。それで、即応募。今回の参加者は100名オーバーでした。
最初のハードル
ひきこもりハッカソンの時もそうだったんですが、この手のイベントっていきなり「懇親会」から始まるんですよね(笑)金曜日の19時くらいに集合して、いきなり懇親会がスタート。僕は単独参加なのでもちろん誰ともしゃべったことが無い…内向的な僕にとっては修羅場です。しんどさで言ったらイベントの山場でしたね(笑)なんで、みんなあんなに簡単に会話をスタートできるんや！？こっちは挨拶のきっかけさえつかめないのに…
ただ、初めて会った人と3日間でビジネスを作り上げるということを考えたら、これくらいのコミュニケーション能力はあって当たり前というのが大前提なんでしょうね。
ピッチ
なんとかみなさんと挨拶＆おしゃべりすることもでき、いよいよイベントがスタートしました。まず最初に合ったのが「ピッチ」です。ビジネスを立ち上げたい人は1分で自分のビジネスアイデアを語り仲間を募集します。僕は何も用意していなかったのでピッチには参加しませんでした。この時は「せっかく参加したのにピッチをしない、主体的に参加しないのはもったいないな～」と後悔していましたが、イベントが終わった後には「中途半端な気持ちでピッチしなくて良かったかも」とも思ったわけです。
ピッチをした人は60名ほどいましたが、めちゃくちゃ面白いアイデアをたくさん聞くことができました。
チーム結成
60以上あったアイデアも投票によってどんどん絞られていき、最終的には18のアイデアが残りました。ここから参加者は自分が加わりたいチームに入ります。僕は「本のシェアリングサービス」チームに参加しました。
読まずに放置された本って結構ありませんか？たま～に読み返すから売りはしないんだけど、ほとんど読まないから邪魔になっている本。これをシェアできたら面白くない？というアイデアです。
グループには大手企業の人も、コンサル系の人も、外国人も、大学生もいました。めちゃくちゃ多様なグループでしたね。
いざスタートアップ！
この3日間の目標はMVP（Minimum Viable Product）を作って顧客の反応を検証することです。簡単に言うと、どんな形でもなんでもいいから、とにかく製品・サービスの試作品を作って、顧客の感想を聞け！という事です。机の上で議論しているだけではダメです。
僕らのチームも実際に本を持って該当インタビューに行きました。いや～チキり（おどおどし）ましたね。基本的には相手にしてもらえないし「なんや？宗教かっ!?」とも言われましたね(笑)ただ、やっぱり机の上では分からなかったことがどんどん見えてきました。僕らが顧客ニーズだと考えていたことがそれほど求められていない。わざわざ梱包してまで本を貸したい人はそんなにいなかった(笑)一方で本を借りたい人はたくさんいました。選ぶのがめんどくさい。「有名なあの人が選ぶ本が10冊セットで安く借りられたらいいな～」というような声もありました。
怒涛の3日間が終了
最終日には公開プレゼン大会がおこなわれました。当初のプランが崩壊し全く新しいプランになっているチーム、かなり練り込んであるチームなど、様々な結果を見ることができました。みんなガチで起業しようとしています。このイベントが終わっても解散せずに、実際に起業するチームもあると思います。
この「起業する」という本気度が僕には足りなかったなと反省しています。「経験できればいいか」程度だった。本気で参加していればもっと多くのことを学べたはずです。次はマジな感じで参加します！
