僕はもともとネクラで、人込みも嫌いなので家の中で独りで哲学書を読んだり何かを造っていたい人です(笑)なので、お盆休みや年末年始はほぼ間違いなくひきこもり状態になります。ただその度に何か作品や成果物はできます!大学2年生の夏には「洋楽に日本語のイケてる歌詞(翻訳ではない)をつける」というひきこもり生活をしていました。今さらだけど、何やってんだ自分(笑)
今年の夏は、以前から作りたかった学習管理システムを開発しました。ちょうど塾生も増えてきて、管理しきれないことが増えてきたのでちょうど良いタイミングでした。
その① 宿題をチェックしてくれるLINEボット
うちの塾では、塾がない日も毎日宿題のチェックをしています。塾の日だけ勉強してもほぼほぼ意味がないからです。塾生とその保護者、河合の3者でLINEグループを作ってそこで確認しています。5,6人なら人力でなんとかできます。ただ、それ以上の人数になると、誰が何の宿題があるのかを把握するのがとても煩雑になりました。ただ確認するだけの作業に、どれだけ自分の労力をさいているんだ!ということで面倒なことは全てLINEボットの「きゃわい君」にやってもらうことにしました。
現在、きゃわい君は以下のことをやってくれます。
- 毎朝、その日の宿題があるかないかをリマインドしてくれます。
- 生徒の英単語の練習具合を報告してくれます。
- 夜の10時くらいになっても生徒から完了報告が無い場合は、きゃわい君が確認してくれます。
- 生徒の宿題の完了報告を処理してくれます。
- 宿題の提出状況を僕に報告してくれます。

毎朝、勉強の進み具合を各LINEグループに投稿

宿題完了の報告を受け付けてくれる

語尾はコロ助の「ナリ」的な感じで「ワイ」が付く
その② 英単語の暗記をサポートするウェブアプリ
塾で英単語や社会語句、漢字を勉強することってないですよね?もし塾で英単語の暗記をしているようなら、塾の使い方がもったいなさすぎるのでやめた方がいいですよ。しかし、暗記系の勉強ってそれはそれで重要ですよね?
ということで、英単語の暗記をサポートしつつ、勉強の進み具合をきゃわい君が報告してくれるウェブアプリを開発しました。現在は以下のことができます。
- 単元別に英単語を学習できるので、学校の学習に合わせて予習・復習ができる。
- 未回答の問題・間違えた問題を優先して出題してくれる。
- 練習モードでは、正解済みの問題は出題されず、どんどん出題数が減っていくので達成感がある。
- レベル認定モードがあり、一目で英単語の実力が分かる。
- 発音やアクセントも表示される。
- 取り組み状況は毎日きゃわい君が報告してくれる。

学校の進度に合わせて練習することができる

発音、アクセントも表示

この結果を毎日きゃわい君が報告してくれる
その③ 社会、理科、漢字も対応予定
今は社会語句バージョンの製作をしています。社会語句の暗記は資料とともに進めなければ効果が薄いので、ちゃんと資料も表示しています。英語のプログラムをベースにしているので、こちらはあっさりと作ることができそうです。

図の挿入もできるようになった!
夏休みが終わる…
思考錯誤してここまで3週間ぐらいかかりましたが、実はプログラミング自体はあまり問題ではないんですよね(笑) だいいち、学習管理サービスも単語練習アプリもすでに五万とあるわけです。Studyplusというサービスなら生徒一人あたり月額700円で学習管理サービスを利用することができます。英単語アプリにいたっては無料です。
じゃぁなぜそれを使わないのか?
理由は単純で、かゆいところに手が届いていないからです。細かい話は省略しますが、自分の望むようにコントロールしたいなら、やっぱり自分でシステムをつくるしかないですね(笑) 外注するお金なんてないし。このシステムを外注したらいくらかかるんやろ?
英単語にしろ、社会語句にしろ、問題のデータベースは全部自分で作っています。プログラミングよりもはるかにこっちの方が時間がかかります。でも、自分でデータベースを編集できることが重要なんです。既存サービスはデータベース(コンテンツ)に一切さわれないので…
もっとシステムを整えたら、他の塾相手に売れるかな?