本当は「カカオ狂の変態女子高生」というタイトルでしたが、何も知らない人に誤解を招きそうだったので変えました。
でも本人も、言われて好きな言葉に「流石変態」と言っていたのでまぁいいか(笑)

2019年1月23日(水)に第2回Hello,world!を開催しました。今回のゲストはカカオに熱狂している名古屋の女子高生、厚味莉歩さん。第1回のやなくんもそうでしたが、わざわざ中津川まで来てくれることが本当にありがたい!今回もめちゃくちゃ面白い、刺激的な話を聞くことができました!

カカオ狂の女子高生

どれだけカカオを愛しているか!

チョコレート検定というものがあるそうで、もちろん彼女も受験したそうです。前日オールで遊び倒し、試験会場に遅刻入室、他の人よりも早く解き終わる。それで結果が98点!しかもこれ上級試験!ちなみに100点はまだ出ていないそう。

もともとチョコレートが好きだったようですが、高校に入ってスマホを持つようになってから、好きなだけチョコレートについて調べられるようになったことで愛が止まらなくなったそうです。チョコレートを調べているうちに、カカオに行きつき、知らなかったことを知ることに興奮する彼女は、カカオの無限の可能性を感じたそうです。

厚味「カカオという概念そのものが好きになりました。」

そして、カカオに対する愛が止まらなくなった彼女は宗教を開きます。カカオ教。もちろん教義もあります。noteでその教義を公開しているのでご覧ください。「りほ カカオ」で調べるとトップに出てきます。カカオ狂がカカオ教を開いたわけですね。

いやぁ~流石変態。

カカオ好きを広めたい!

え~、みなさん下の写真が何かお分かりになるでしょうか?

はい、その通り正解です!

これは、「箱のボタンを押すとカカオがポロンっと出てきて、そのカカオを手に取ると、箱の中から厚味が登場し、カカオについて話し始める」という箱です。

分かるかっ!道行く人にカカオの話をしたくてこの箱を発明し、大須の道に実際に設置したそうです。

厚味「人は好奇心と恐怖を同時に持ち合わせている。ほとんどの人は恐怖心が勝ってボタンを押さない。でも中には好奇心の強い人がいて、ボタンを押す。そんな好奇心が強い人はその後も絶対にカカオの話を聞いてくれる!」

にやにやしながらカカオに対する愛を語りながらも、鋭い洞察をしているんですよね!いかに自分と価値観の合う人を見つけて、その人たちと生活を楽しむか、という話はコミュニティに対する本質的な考え方だと僕は感じます。

すげーよ、流石変態。

五感でカカオを感じたい!

色々な文献でカカオの勉強をしているそうですが、活字の情報だけでは物足りず、カカオを目で観て耳で聴いて肌で感じたいということで、冬休みにカカオツアーをしたそうです。

まず、カカオを直輸入している西日本のお店めぐりへ。もちろん動き回るお金なんてありません。どうしたか。ヒッチハイクですね!しかも一人で!

「え~女子がヒッチハイクなんて危ない!」との声があがりましたが、そこは流石変態。ここでもヒッチハイクに関して鋭い洞察をしてくれました。話をきいた全員が「あ~確かに!」となっていました(笑)

そして、西日本カカオツアーを終えた彼女は、沖縄のカカオ農園視察にも出かけるのです。人生初の沖縄はカカオ農園直行。農園のおじさんの反応は…

「ちょまっ!親と一緒に車で来ると思ってたわw!那覇にも寄らずにいきなりこんな田舎に来るとか、君…w」

…まぁ、そういうリアクションになるわな(笑)

流石変態。

カカオ狂の女子高生

「好きなること」と「行動すること」の相乗効果

最初はスマホで調べているだけだったものが、気が付いたら沖縄にいる。好きになれば行動したくなるし、行動すればどんどん好きになるとても良い例だなと思います。テレビやYoutubeを見ているだけでは「好き」にも限界がある。そこから一歩だけ踏み出して、実際に自分でやってみて、経験する。そこで得られる体験こそがより自分の人生を豊かにしてくれるんだと僕は思います。

逆に「ちょっと好きなだけ」というレベルでも、とりあえず何か行動するクセをつけてしまえば、やりたいことなんてゴロゴロと目の前に転がってくるんだと思います。一歩踏み出して行動しないと、次の景色は見えてこない。

カカオの物流はただの物の移動ではない。カカオの移動にやりがいが付くようにしたい!大学にカカオ学部創りたい!チョコレート界をもっと楽しくして、今より世界に幸せを作りたい!

ほんとに行動したもん勝ちだと感じました。すでに「カカオと言えばあの人」みたいなブランドになりつつあるからね!

最高だよ、流石変態。