2020年4月より、カワイ塾では対面授業を廃止して、オンライン授業に移行いたします。ここに詳細を記載いたしますので、ぜひご覧ください。また、この移行により市街地から遠く離れた学生にも学習サービスを届けられるようになります。お気軽にお問合せ下さい。
目次
- オンライン授業ってなに!?
- 想定するデメリットと対策は?
- なぜ授業形式を変更するの?
オンライン授業ってなに!?
ビデオ通話で授業をするといきなり言われて「本当にビデオ通話で授業なんかできるのか!?」「いろいろとデメリットがあるんじゃないのか!?」と思われたかと思います。デメリットが全く無いと言えばウソになってしまいますが、マイナス要素は最小限に抑えつつメリットを最大限に活かせるように工夫しておりますので、ご安心ください。
①ビデオ通話の品質は劇的に向上している
授業ではZoom(ズーム)というビデオ通話アプリを使用します。これはビジネスの現場でもとてもよく利用されており、オンライン会議なども当たり前のようにおこなわれています。一昔前のビデオ通話とは異なり、コミュニケーションを支援する仕組みが整備されたアプリです。もちろんアプリの利用料は無料です。また、ビデオ通話1時間分の通信量は、Youtubeを1時間視聴した時と同じくらいです。
②スマホ(タブレット)があれば万事OK!!
一昔前の映像授業と言えば、大きなカメラ機器やヘッドセットなどを必要としていましたが、そのような器具は今では一切必要ありません。生徒はスマホ(タブレット)で自分の手元を撮影しながら、画面で講師の板書を見ることができます。
③生徒の手元(ノート)も確認できる
オンライン授業のデメリットとして「生徒がどう問題を解いているか、講師が把握できない」という点が指摘されがちですが、これもスマホの背面カメラを使用するので問題ありません。講師は下の写真のようにして、塾生がどのように計算しているのかなども、対面授業の時と同じように把握することができます。
④完全個別
対面授業の時と同様に、オンライン授業も完全個別(1対1)でおこないます。映像を見るだけの授業ではありません。「そう考えた理由は?」「なぜこの結果になると思う?」「他の解法を考えてみようか」など、生徒の考えや意見を引き出すことを中心に授業を進めていきます。
⑤その他オンライン化のメリット
メリットがあるのは学習面だけではありません。①送迎の必要がなくなります。②河合の時間調整ができるので新たに木曜と金曜も開講できるようになりました。③クレジット決済により毎月のお支払いが楽になります。
想定するデメリットと対策は?
①月に1度対面授業をおこないます
上記のように、スマホやビデオ通話環境の発展でかなりリアルに近いコミュニケーションが取れるようになったとはいえ、やはりリアルと同じにはなりえません。そこで、オンライン授業の補助をしつつ、学習習慣を向上させるべく、月に1度対面授業をおこないます。
この月1回の授業はオンラインではなく、実際に教室まで通塾してもらいます。学習時間は3時間で、問題演習をしながら、講師が学習状況のヒアリングや学習指導をおこないます。この日だけは複数の生徒が一度に会することになりますが、集団授業ではありません。講師とコミュニケーションをとることや、まとまった演習時間を確保することが主な目的です。また、ご家庭の用事や部活動などで都合が悪い時もあると思います。月1の対面授業に参加しやすいように以下の方針で運営いたします。
- 最終週の日曜と土曜の両日開講しますので、どちらか都合の良い日に参加してください。
- 部活動やクラブに配慮し時間は18時~21時に設定します。
- 都合が悪い場合は、途中参加・途中帰宅も可能です。
- 両日ともに都合が悪い場合は、オンライン授業に代替できます。
①オンライン授業(完全個別) 日時:週1回(月3回) 時間:1時間 場所:自宅② 対面指導(準個別) |
②WEB教材を充実させます
オンライン授業や対面授業以外にも、学習状況の把握を進めていきます。そのうちの一つとして、現在もご利用いただいているWEB教材(WEB語句テスト)は今後もさらに拡充させていきます。
③家庭での自習をサポート
授業をオンライン化するということは、塾として教室を持たなくなるということです。これは自習する場所が無くなるというデメリットにつながります。この点に関しては自宅で自習できるような仕組みづくりを進めていきます。(弊塾は、家庭で学習する姿勢を身に付けさせるという方針で運営しています。)
その他
- 4月以降の授業時間帯は、平日(月〜金)の17:00~22:00になります
- オンライン授業が完全個別(1対1)でおこなわれることに伴い、従来の1対2形式の授業は廃止となります。
- 小学生コースも一時閉講とさせていただきます。理由としてはオンライン環境を整えにくいこと、中学生コースで提供しているようなWEB教材が小学生コースにはまだ無いことなどです。
オンライン授業への移行に関する内容はここまでです。授業のオンライン移行や体制変更につきまして、誠に勝手とは存じますが、何卒ご容赦いただきますよう、よろしくお願いいたします。
ここからは、そもそもなぜ授業形式を変更することになったのかということについて説明させていただきます。弊塾代表である河合の個人的な話になりますので、興味のある方だけご覧ください。
なぜ授業形式を変更するのか?
背景① 転職エージェントの仕事
2018年の秋にカワイ塾を立ち上げてから、学習塾の運営とは別に、転職エージェントの業務にも携わってきました。株式会社UZUZ(ウズウズ)という会社で、主に第二新卒・既卒を対象とした転職支援をおこなっています。そのため現在は、毎週金曜と土曜には大阪で活動しています。
なぜ転職支援をおこなっているのかと言うと、私自身が「キャリア形成」(学校的に言うなら進路指導)についてより知見を深めたいと考えているからです。私が学習塾を始めた理由の1つに「転職先が無かった」という理由があります。28歳で中学校教諭を辞めようとした時、私には選択できる転職先がありませんでした。その時に「どんな大学を卒業したとしても、職歴(キャリア形成)を間違えると、人生は一瞬でハードモードになる」という現実を実感しました。
世の中にはどんな仕事があるのか、文系の就職先にはどんなところがあるのか、声優を諦めた22歳のフリーターにはどんな選択肢があるのかなど、「働くこと」に関して分からないことがあれば私に聞いてください。公務員である学校の先生からは聞けないような話をすることができると思います。
背景② 新規事業の立ち上げ
転職エージェントとして株式会社UZUZで活動する中で、同社が2020年の春から新規事業を立ち上げることになり、私も中心メンバーとしてその事業に携わることになりました。具体的にはインフラエンジニアの講師として、上場企業の初任者研修を請け負います。
この講師業務が平日(月〜金)の日中に大阪であります。この仕事を引き受ける上で、カワイ塾の授業をオンライン化することは必須となり、今のタイミングで体制を変えても良いのか悩みました。
背景③ 学び続ける教育者でありたい
もちろん、塾講師として塾生に「教える」ことはとても大事なことで、最優先すべきことだと考えています。しかしそれと同じくらい自分自身が「学び続けること・挑戦し続けること」も大事だと考えています。口先だけで「勉強しろ、仕事しろ」と子どもや部下に言うのはとても簡単です。しかし子どもも部下も、「学んでいない大人・上司」のことはすぐに見抜きます。
もとより、1度しかない人生なのだから、たくさんの事を知りたいし、たくさんの事を経験したいと考えています。例えば現在ではプログラミングにも熱中しており、その勉強の成果は「WEBテストシステム」や「きゃわい君ボット」で塾サービスに還元できています。(外注せずにすべて私が開発しているので、無料で提供できています。)このような学びに対する態度が、私が関わる人(教える生徒)にも少なからず良い影響を与えると信じています。
さいごに
授業形式の変更については、非常に勝手なことだと重々承知しております。しかし「改悪」だとは全く考えてりません。オンライン授業へ移行することは「改善」であり、今後も各方面でより良い教育サービスを提供していく意思は変わりません。授業形式の変更に関わる背景について、上記のようにご理解いただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。皆様のご期待に添えるよう、精一杯努力してまいる所存です。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。